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日々の健康チェック

犬でも定期的な健康診断というのは必要でしょうか?

アンサー若い犬では1年に1回、壮年期からは半年に1回は健康診断を受けたほうがいいと言われています。人間同様、犬もシニア犬が増えていることもあって、なるべく健康な時期を長く過ごそう、つまり健康寿命を延ばそうという考え方が広まりつつあります。近年、新しくできたある獣医師団体では、健康寿命に着目し、病気は治療より、まず予防からということで、定期的に健康診断を受けることを勧めており、そのためのキャンペーンも行っています。チワワにありがちな病気というのも確かにありますし、定期的に健康診断を受けることは望ましいのではないでしょうか。たとえば、関節や心臓など、そのコに何らかの気になるようなことがあるのであれば、それをメインに定期的に診てもらうといいでしょう。健康診断に必要な項目などについては、掛かりつけの動物病院でお尋ねください。

今年の冬は厳寒の日が続いています(2018年1~2月現在)。いつも以上に気をつけることはありますか?

アンサー寒い時期の基本的な注意点については、以前にも一度お答えしていますので、それを参考にしてみてください。しかし、今年のように記録的な寒さになると、やはりより気配りしてあげたいものですね。たとえば、車の中。暑い時期には高温となる車内での熱中症はよく知られていますが、実は、寒い時期には逆にエンジンを切った後の車内は急激に低温になるので、やはり注意は必要でしょう。JAF(日本自動車連盟)が行ったテストによると、-10.2℃の外気温の時に、車内を25℃に温めてあった車のエンジンを切ると、1時間後には15℃以上、3時間後には氷点下まで下がったそうです。実際、アメリカの動物愛護団体系では、寒い時期に車内に犬を長時間残さないようにと注意を呼び掛けたりしています。今年の1月には、ニューヨークにおいて、寒い車内にチワワを残していた運転手が通報され、警察の救助隊が車をこじ開けてチワワを救助し、運転手は逮捕されたというニュースがありました。余談ですが、アメリカでは州によって、緊急状態にあるペットを救うために、車の持ち主に断りなく車をこじ開けたとしても罪には問われないという法律があるそうです。その運転手は、自分のチワワは寒くて震えていたのではなく、周りの状況が怖くて震えていたのだと主張しているそうですが。確かに、チワワはぶるぶる震えるコが多いですし、事の真実はどこにあるのかはわからないというところでしょうか。

また、室内で暮らすことがほとんどのチワワではあり得ないだろうとは思いますが、室内犬が多くなった現在ではあまり見られなくなったものの、犬も凍傷になることがあるそうです。耳や尻尾、足先など、青白い、痛がっているなどの場合は、そういう疑いもあるとか。外に出す時間を考慮する、防寒対策をしっかりとるなどしてあげてください。

その他、地域や場所によっては積雪の際に凍結防止剤が撒かれていることがあり、その成分によっては足裏にダメージを与えることがないとも言えませんので、散歩後には念の為に足を洗うなどしたほうがいいでしょう。

チワワにマッサージをしたいと思っているのですが。

アンサーマッサージは本来の効能の他、犬とのコミュニケーションにもなりますし、体を触ることで異変にも早く気づくことができますので、生活の中に取り入れるのもいいのではないでしょうか。ただし、体のどこかを触った時に嫌がる場合は、痛みや何らかの違和感があることも考えられます。その場合には無理をなさいませんようにご注意ください。

簡単にできるものをいくつか挙げておきます。チワワは体が小さいので、場所によっては指先や綿棒を使うといいでしょう。

☑ 手の指を開き、犬の背骨に沿って、首の後ろから腰あたりまで、そして肩から足先へ、腰から足先へと、指の腹で梳かすように撫でる(血行促進)。

☑ おへそのあたりを中心に、お腹を右回りに撫でる(腸の働きを促進)。

☑ 親指と人差し指で耳を挟み、根元から先端まで優しく引っ張るようにマッサージ。耳の縁を指の先で円を描きながらマッサージ(緊張をほぐす)。

☑ 人間で言う眉毛にあたる部分の眉頭を刺激(緊張をほぐす)。

☑ 眼球の周りの骨の突起(眼窩)部分を指先で優しく刺激しながら撫でる(眼のトラブルに)。

☑ 前足の小指と薬指の付け根(股)部分を刺激(イライラの解消に)。   など

その他、マッサージにはいろいろ種類がありますので、勉強してみてください。

なお、マッサージの一環としてストレッチをする際、医学的には15~30秒ほどその状態をキープしないと効果はないそうです。ただし、犬の肩の関節は前後にしか動かず、人間のように横には開きませんので、無理に横に開くようなことはおやめください。また、関節に懸念のある犬では、力の入れ加減によって逆に危険なことになる可能性もありますので、心配な場合は、動物病院でお尋ねください。

チワワを飼っていますが、子犬を残しておきたいと考えています。チワワの場合、初産は何歳くらいまででしょうか?

アンサー獣医学的に何歳まで出産は可能というような話は耳にしたことがないのですが、繁殖に携わる人間の経験値的な視点から言いますと、概ね4~5歳くらいまでではないでしょうか。その年齢を過ぎても出産をすること自体は可能ではありますが、受胎しにくくなる、受胎したとしても難産になるなど、母体に負担をかける率が高くなっていきます。こと、チワワやトイ・プードルのような小型犬や短吻種では、出産適齢期であっても他犬種に比べて難産になる率が高いと言われています。ですから、子犬を産ませるのであれば、できるだけ若いうちのほうがいいでしょう。ただし、初めての発情を迎える時期は、まだ心身ともに成長しきったとは言えませんし、2回目の発情以降にお考えいただくのがよろしいかと思います。また、子犬を産ませるには、母犬の健康度(遺伝するような病気はないかも含む)はもちろん、性格(性格も遺伝します)についても考慮し、加えて、社会化も視野に入れた子犬の育て方、産まれた子犬の引き取り先、相手のオス犬選び(毛色によっては向かない組み合わせもあります)など、しっかり勉強およびお考えになってから交配するかどうかお決めになることをお勧めします。

近年話題になっている『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』という病気が気になっています。都会でチワワと暮らしていますが、やはり注意が必要ですか?

アンサー当犬舎主は獣医師ではありませんので、詳しいことはお答えできませんが、SFTSはマダニが媒介する新種の感染症で、2013年に国内で初めて発生が確認されて以降、毎年60人前後の感染者がいるそうです。愛犬家からすると、ペットにも感染するのか? ペットから人に感染することがあるのか? というのがもっとも気になる点だと思います。厚生労働省の説明によると、犬や猫など動物が感染した場合は、多くが症状を示さない不顕性感染と考えられるとのことですが、今夏(2017年8月末)、SFTSで死亡した患者さんが、この病気に感染していたと考えられる野良猫に咬まれて感染した疑いが強いとの報道がありました。ということは、今後、人もペットも注意が必要な感染症であることに間違いはないでしょう。犬のバベシア症にしろ、SFTSにしろ、関西から南の西日本を中心に発生が多く見られるものの、それは広がりつつあるといいます。マダニは山間部のみでなく、藪や草むら、土手、状況によっては公園や自宅の庭でも棲みついていることがありますし、また、都会にお住まいでもご愛犬と一緒に自然豊かな地へ旅行に行かれることもあるでしょう。感染症に罹らずとも、多数のマダニにつかれた場合は貧血を起こすこともあるそうですから、小さなチワワであるとそれも心配です。ご愛犬とオーナー様ご自身の健康を守るためにも、マダニ予防対策はしっかりとなさることをお勧めします。
(参照:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A/厚生労働省ホームページ)

チワワのオスを飼っています。去勢手術を考えているのですが、術後に注意することはありますか?

アンサー避妊去勢手術をした場合、手術によってホルモンバランスが崩れることから、体が必要とするエネルギー量は減少する一方で、食欲は増すと言われます。よって、それまでと同じ量を与えている、または欲しがるままに食べ物を与えるなどしていると太りやすくなるのかもしれません。しかしながら、太る犬もいれば、太らない犬もいますし、運動量の違いも関係しますので、必ずしも量を少し減らしたほうがいいというわけではないと思います。様子を見ながら調整してみてください。
肥満は心臓や関節への負担、皮膚トラブルを起こしやすくなる、手術時の麻酔のリスクが高まる、免疫力の低下、老化も早く進みがちになるなど、体のあちこちに影響が出てしまいます。また、太り過ぎの犬より適正体重の犬のほうが、1.8歳寿命が長くなったという研究報告もあるそうですから、適正体重を維持できるように気配りしたいものですね。ちなみに、どのくらいの肥満(痩せ)度かをチェックできる『ボディコンディションスコア(BCS)』(環境省ホームページより )というものがありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

チワワの女のコが欲しいと思っているのですが、発情シーズンの世話について教えてください。

アンサー発情による出血は平均1~2週間となりますが、個体によっては3週間近く続く場合もあり、その後、オス犬を受け入れる状態へと移行していきます。出血の程度は個体差があり、パンツをはかせないと床にぽたぽたたれてしまうような犬もいれば、出血しているのかわからないような犬もいます。出血量が多く、かつ下腹部の毛が長い犬では汚れた部分が固まってしまうこともありますので、こまめに拭いてあげるといいでしょう。発情中はオシッコの回数も増え、独特の匂いもしますが、細菌も侵入しやすくなるため、あまり不潔になり過ぎないように気配りしてあげることも必要です。その後の約2ヶ月程度は偽妊娠の様子が見られる場合もあるますし、陰部から膿のようなものが出ていないかなど、時々様子をチェックしてあげるようにしてください。なお、犬OKの宿やドッグラン、ペットホテル、ドッグカフェなど、発情中の犬は利用不可となっているところも多く、小さいチワワだからと安易に考えたりせず、病気感染予防、そしてその場にいるオス犬への影響などを考え、発情中はこのような施設の利用は控えたほうがよろしいのではないでしょうか。

チワワと暮らしたいと思いますが、動物病院はどう選んだらいいでしょう?

アンサー動物病院とは生涯にわたっておつきあいをすることになりますので、信頼できるかかりつけの動物病院があると安心できることでしょう。主に、以下のようなポイントをチェックしてみてください。

1. 病院内は清潔か。

2. 獣医師や動物看護師などスタッフの態度、動物の扱い方はどうか。

3. 診療料金が明確か。

4. 診察内容や診断結果をわかりやすくきちんと説明してくれるか。

5. 技術および診療設備は整っているか。

6. その病院での治療が難しい場合、他の専門病院を紹介してもらえるか。

7. 緊急時、診療時間外の対応はどうか?

2015年と2016年にイタリアで行われた動物病院における犬のストレスに関する調査では、4分の3以上の犬が待合室に入るとストレスサインを示し、約53%の犬が4つ、もしくはそれ以上のストレスサイン(もっとも多いのは、鼻を舐める・パンティング・耳を倒す・体を舐める・あくびをする・鳴く)を示したそうです。しかし、それに気づかないオーナーさんが多かったとか。また、日頃のケアをする際、犬が嫌がるので叱った上でケアを続けるという行為は、獣医師に対する攻撃的な態度と関連性が見られた他、犬に声掛けをしたり、撫でたりしない獣医師のほうが、犬はよりストレスを受ける傾向にあるということでした。
チワワはもちろん、犬にとって動物病院に行くことは少なからずストレスになることが多いものです。よって、普段から体のどこを触られても大丈夫なように慣らしておくこと、加えて、愛犬に対する自分の接し方や動物病院スタッフの態度にも留意することはストレス軽減につながるのではないでしょうか。その他、かかりつけの動物病院以外に、緊急時対応病院やある種の診療科目に特化した専門病院の情報も得ておくといいでしょう。

チワワは小さいので、寒い時期は心配です。気をつけることはありますか?

アンサー子犬の場合、まだ体温調節機能も十分には発達していません。チワワにありがちな低血糖症も気温の低下が関係することもありますので、敷物やペット用ヒーターなどを使って保温には気をつけてください。「お散歩デビュー」のご質問でもお答えしましたが、雪の日や霜が降りている時には、無理に散歩する必要もありません。
また、冬場は飲水量も減り、オシッコの回数や量も減りがちになります。その分、オシッコが濃くなってミネラル濃度も上がり、尿路結石になりやすい状況となってしまいます。尿路結石にはストルバイトやシュウ酸カルシウム、尿酸アンモニウム、シスチンなどいくつか種類があり、それぞれ犬種によって好発しやすい傾向があるようで、獣医さんによるとチワワの場合はシュウ酸カルシウム結石が多いようです。結石の原因は飲水量の他にもいろいろありますが、予防という意味でもちゃんと水を飲んでいるか観察をし、あまりに少ないようであれば、フードにスープをかけるなどして水分補給できるようにしてあげてください。
その他、乾燥した空気はウィルスや病原菌も活動しやすい環境となりますので、予防できるものはしっかり予防しておきましょう。
なお、中にはこたつやストーブが好きな犬もいます。被毛がある分、熱さに気づきにくく、ずっと同じ場所で寝ていて低温火傷を起こす、脱水症状を起こすというようなケースもありますので、くれぐれもご注意ください。

チワワは体が小さいので、暑い時期になると熱中症や夏バテが心配です。

アンサー犬が熱中症を起こす可能性が出てくるのは気温22℃、湿度60%くらいからだとか。熱中症は急激に状態が変化し、命にかかわることがあります。大きく口を開け、呼吸の仕方が速くハァハァと苦しそう、ヨダレを垂らす、泡を吹く、痙攣している、体温が高いなどの症状が見られた場合には、すぐに動物病院へ連れて行ってください。体を水につける、アイスノンで首や内股を冷やすなどの応急処置もありますが(注:冷やし過ぎもよくない)、とにかく病院へ。チワワは背が低い分、地面からの照り返しをもろに受けますので、散歩の時間帯を配慮すると共に、くれぐれも車内に残す時には注意してください。また、近年、人感センサー付きのエアコンでは、小型犬であるとセンサーが反応せずに作動停止してしまい、帰宅したら犬が熱中症になっていたという事故もちらちらあるようです。熱中症の発生場所としては室内が約4割という調査結果もありますので、室内だからと安心するのは禁物ということです。
また、夏バテで食欲が低下している場合には、フードを替える、ふやかす、チキン・牛肉・豚肉・鹿肉・馬肉などをトッピングする、スープをかけるというのもいいでしょう。チワワは超小型であるため何日も食べずにいると体に支障が出ることがあります。食べたがる物(ただし安全でエネルギーになる物)を与えるのが一番いいのではないかと思います。食べたがるということは、すなわち体がそれを要求しているということでもありますから。

ノミやダニの予防というのは必ず必要ですか?

アンサー予防は可能な限りしてあげてください。と言いますのは、ただ痒い、不快だというだけでなく、ノミやダニを介して病気に感染することがあるからです。ノミでは貧血(大量の寄生)、ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫症などがあり、マダニでは同じく貧血、犬バベシア症、ライム病、日本紅斑熱などが知られています。このうち瓜実条虫症やライム病、日本紅斑熱は人間にも感染することがあるということですから、甘く考えるのは禁物です。実は、ずっと以前のこと、当時生活を共にしていたゴールデン・レトリーバーをバベシア症で亡くしました。健康管理に充分注意を払っていたつもりでしたが、病気発症後、あっという間に亡くなってしまったことは未だに悔いても悔やみきれません。これらの病気はある程度予防が可能なのです。ノミやマダニの忌避駆除剤を使用すると共に、こまめなケアやお掃除で対処してあげてください。参考までに、マダニがつきやすいのは目の周りや耳、頭部、お尻の周り、足先、指の間など。ノミが好むのは気温18℃以上、湿度6080程度の環境だとか。犬のベッドの中や下、カーペットの下、ソファーの隙間、枕の下などは要注意です。

繁殖をしないのであれば避妊手術をしたほうがいいのでしょうか?

アンサー

避妊去勢手術にもメリットとデメリットがあります。メリットとしては、①望まない交配・妊娠が避けられる、②性ホルモンに関連する病気の予防(オス犬=前立腺肥大・精巣腫瘍・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫など、メス犬=子宮蓄膿症・乳腺腫瘍・卵巣腫瘍など)、③性ホルモンに関連した問題の軽減(マーキング、攻撃性、マウンティングなど)、④発情期におけるケアの必要性がなくなる、など。一方、デメリットとしては、①肥満傾向、②脱毛など皮膚症状が出ることがある、③麻酔によるリスク、④尿失禁、などです。メリットを優先するのであれば、避妊去勢手術をするのもいいと思います。ただ、1.5kg以下の極小のコでは麻酔リスクが高まるためにお勧めはしません。手術は初めて発情を迎える前にするのがベストであり、それ以降は徐々に効果が低くなると言われますので、手術のタイミングについては動物病院でご相談なさるのがいいでしょう。また、行動の問題については必ずしも効果があるというわけではなく、やはり基本はしつけであるということはご承知おきください。ちなみに、スウェーデンでは極力避妊去勢手術をせずに自然のままに過ごさせるのが主流であり、手術をすることは自分の犬をうまくコントロールできないことの裏返しであるという考え方があるそうです。お国柄の違いもあるでしょうが、どちらが正しいということではなく、考え方次第ということでう。

うちのコは少し大きいので、大きくなり過ぎないよう食事制限をしたほうがいいでしょうか?

アンサー

体が大きくなるかどうかは遺伝にも関係します。加えて、体重で体の大きさを判断するべきではないということはご理解ください。元来、骨量があるコはずっしりと重たいものです。チワワでは見た目がコンパクトで、中身が詰まっているように見えるのが理想であり、それこそが大事ですから、体重や大きさについてはあまり神経質にお考えにならないほうがいいのではないでしょうか。また、成長期である子犬に食事制限をすると充分な栄養が摂れず、栄養失調になって深刻な状態に陥ってしまうケースもあります。それでもどうしても食事量を減らしたいという合には、低カロリーで高タンパク(良質な肉類を使用したもの)な栄養価のあるフードを与えるようにしてください。それによって体重を余分に増やさず、筋肉質な体をつくることができます。脂肪分や炭水化物が多いフードでは筋肉というより脂肪過多の体つきにしてしまいますので、お勧めしません。

鼻の頭が乾いている時があるのですが、病気でしょうか?

アンサー犬の鼻は常時濡れているというわけでもありません。睡眠時にはやや乾燥気味になります。ただ、乾いていることが多い(熱がある時には鼻が乾きます)、鼻の頭がひび割れている、鼻血が出ている、濡れてはいるが鼻水の量が多い、粘液状の鼻水が出る、などの症状が見られる場合には異常が疑えます。子犬ではまずあり得ませんが、歯周病になってしまってそれが進行した場合、鼻血やクシャミが出ることもあるそうですから、歯の健康チェックも怠らないようにしたいものです。クシャミと言えば、チワワでは時折「逆クシャミ」と呼ばれる発作様の症状が見られる犬がいます。何度も急速に息を飲み込むような、まるで人間のシャックリのような感じで、鼻からズーズーという音も聞こえます。原因ははっきりわかっていないようですが、重篤な病気というわけではなく、気になる場合には動物病院で相談してみてください。

ウンチに虫のようなものが混じっているのですが…。

アンサーそれは寄生虫と思われます。寄生虫にはノミやダニのように体の外につく外部寄生虫と、体の中に棲みつく内部寄生虫とがあります。内部寄生虫には回虫や鉤虫、鞭虫、条虫、コクシジウム、ジアルジア、トキソプラズマ、フィラリア、バベシアなどの種類があり、肉眼で確認できるものや顕微鏡でないとわからないものもあります。特に腸内に寄生する回虫や鞭虫のような類は犬では珍しくなく、ウンチに虫や虫卵が出てくることがあります。このような寄生虫が疑われる場合は動物病院で検便をし、駆虫薬を飲ませて処置します。中には土の中で5年以上生存可能であったり、消毒薬にも抵抗力をもつような寄生虫もいたりしますので、放置されているウンチには近寄らせない、万一感染した場合にはトイレ場を消毒すると共に環境を清潔に保つことを心がけください。また、ノミやダニ、蚊などを介した寄生虫もいますので、日頃から予防をしっかり行っていただきたいと思います。

犬の体温はどのように測ったらいいのでしょうか?

アンサー測り方としては3つあります。①犬の肛門に体温計を挿入して直腸温を測る、②股の付け根に体温計を挟んで測る、③耳用体温計を使って耳の内側で測る。通常は①の方法が一般的であり、犬の尻尾を上げ、肛門にそっと体温計を挿入します。入れにくい場合はワセリンやオイルなどを塗ると入れやすくなります(近年では先端が柔軟に曲がるようになっているフレキシブルタイプの体温計もあります)。そのまま10秒~3分程度かけて体温を測りますが、メーカーや体温計によって計測時間は違います。②の場合は直腸温より若干低くなるので、測定値に0.5~1度を足した温度を体温とします。③は体温計の先端を耳の内側にあてて計測するタイプで、計測時間が数秒と短く手頃なものの、お値段的にはやや高価となります。ちなみに、犬の平均体温は38.5度前後と言われますが、大型犬に比べて小型犬はやや高めとなり、39度台になることもあります。ただし、40度近いとやや熱がある状態で、41度以上は緊急を要しますので、すぐに動物病院へ連れて行ってください。

健康チェックが大切だというのはわかるのですが、実際にどのようなことに気をつけたらいいのでしょう?

アンサー主なチェック項目としては、元気度や食欲、歩き方、被毛・皮膚の状態、オシッコやウンチの色・回数・量・匂い・状態などがあります。もっと細かく言えば、目、耳、口の中、関節、足の裏(パッド)と爪などもチェックしてください。時々は体温を測り、愛犬の平熱を知っておくのもいいでしょう。子犬時はパピーラキシティと呼ばれる関節の緩みがありますが、この時期にあまり激しい運動をさせると成犬になってから関節のトラブルを起こしやすくなるそうなので、運動量にはお気をつけください。被毛がぱさつく、フケが見られるという場合には栄養の過不足や日光浴不足が関係している場合もありますので、生活環境を見直してみることも必要かもしれません。オシッコに血が混じる、明らかに色が違う、回数や量が少ない、逆に多過ぎる、また、ウンチに血が混じる、緑色や灰白色など明らかに色が違う、異物が混じっている、回数や量が少な過ぎる、逆に多過ぎる、異様な臭いがする、下痢、など異常があった場合には、なるべく早めに動物病院を受診することをお勧めします(オシッコやウンチの異常には、単なる食べ過ぎや水分の摂り過ぎから重大な病気に至るまで様々な原因があります)。なお、子犬で下痢が続いた場合、体力を消耗し、危険な状況に陥るケースもあるため注意が必要です。

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