犬を社会化するには時期や成長段階などが関係するのでしょうか?
はい、関係があります。大雑把には成犬になるまでの成長期の間に社会化をすると捉えることができますが、そもそも子犬の成長というのは、新生子期・移行期・社会化期・若年期・成熟期というようにいくつかの段階に分けることができます。このうちいろいろな物事を最も吸収しやすい時期というのがありまして、それは概ね生後3週齢~生後3ヶ月齢の社会化期にあたります。そのため、一般的には「社会化適期」などと呼ばれたりします。この時期の子犬は探究心が強く、初めて目にしたり、体験したりすることでもわりと受け入れやすいのです。なるべく社会化適期までの間に少しでも多くの“いい体験”をさせてあげることが、子犬の将来的な性格形成や行動に大きく影響すると言われています。それを過ぎると社会化は無理なのか?というとそういうわけではなく、徐々に警戒心が芽生えてくるものの、まだまだいろいろなことを学べる時期です。なお、専門家は、甘噛み・噛む力については、生後4ヶ月半~生後5ヶ月齢までの間には抑制しておくのがベストだと言います。
作成日: 2015年12月2日 |
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