犬舎主自己紹介/犬へ寄せる想い
犬舎主自己紹介
- 性別・・・・女性、一児の母。
- 出身・・・・大阪府、生粋の関西人。
- 性格・・・・男っぽい性格をしていると言われることがあり、物事白黒つけたい性分ですが、年を重ねるごとにグレーもアリなんだと思えるようになりました。
- 趣味・・・・犬の訓練、旅行、魚釣り、温泉巡り。以前はゴルフ、テニス、マリンスポーツ、スキー、登山なども。
- 好物・・・・焼き鳥、伊勢海老、アワビなど。
- 得意・・・・犬のグルーミングおよびトリミング(トリマーライセンス保持)、車の運転。
- 不得意・・・IT関連のこと、タンスの整理。
- ペット・・・子供の頃から生き物が好きで、昆虫や小動物も飼育し、結婚前には2頭のゴールデン・レトリーバーと生活していました。
犬へ寄せる想い
ついさっきまで母犬のお腹の中にいた小さな命。羊水に濡れ、まだ目も耳も機能しておらず、ただ温もりと母犬の乳首を求める産まれたての子犬をそっと手の平に抱いた時、「元気に育ちますように」という願いとともに、「このコはどんなオーナーさんのもとへ行くのだろう。幸せな犬生を送れますように」と願わずにはおれません。
そもそも人はなぜ犬と暮らしたがるのでしょうか。可愛いから? 寂しいから? 友だちが欲しいから? 人生の相棒が欲しいから? それに対する答えは人それぞれであり、明確な答えはありません。
人が犬を選ぶ時、これからの生活を思い描き、誰もがほのかな夢や期待、喜びを抱くことでしょう。しかし、日々の世話に始まり、しつけや病気…諸々の現実を目の当たりにするにつけ、時に悩み、疲れ果てることもあるのではないでしょうか。それは当然のことです。なぜなら、犬は「生きて」いるのですから。1頭として同じ命はありません。
子犬期。見るからにか弱く頼りなげでありながら、活発な子犬の姿に目尻も下がります。子犬は守るべき対象となり、人によっては子供のようでもあり、妹や弟のように感じることもあるでしょう。子犬にはオーナーとなったあなただけが頼りです。
成長期。やんちゃなこの時期、イタズラに頭を悩ますかもしれません。多少の忍耐は必要になります。そして、人間であっても新しく社会の仲間となった子供たちにはしつけが必要なように、人間社会の中で共に暮らしてもらう以上、犬に対してもしてもいいことといけないこと、最低限のルールを教えてあげられる導き手にならなくてはなりません。
成犬期。日々を重ねるうちに、あなたとも阿吽の呼吸となり、人生の良きパートナーとなっていることでしょう。
老犬期。犬の時間というのは早く過ぎるものです。白髪が交じり、寝てばかりいる愛犬を撫でながら、思い起こすのは想い出の日々。愛犬にとって自分は保護者であると思いつつ、その実、愛犬から教えてもらえたことがたくさんあったと、この頃になってやっと気づくことでしょう。保護者であったのは、愛犬の方だったのかもしれない…と、今更ながらにその存在の大きさに気づくものです。
犬と暮らすには、オーナーとしての責任や義務を果たすという以前に、愛情が必要になります。しかし、愛は元々抱くものではなく、育むもの。犬たちの短い一生に寄り添うことによって、それがどういうものなのか、きっと多くの方が感じ取ることができるのではないでしょうか。
であるなら、天寿を全うしてもなお、愛犬の目にはあなたの姿が映り続けているはずです。そして、あなたの心の中には、ずっと愛犬が生き続けることでしょう。
愛犬となったコを見送った後、「君に逢えてよかった…」、そうオーナーとなられた方に思って頂けるような出逢いの一助となることができれば、ブリーダーとして、いえ、一愛犬家として、この上ない喜びとなります。