犬の社会化において、何か気をつけるべき点はありますか?
Q2でも述べましたように、なるべく“いい体験”をさせてあげるようにしてください。子犬にとって怖くて嫌な経験はトラウマとなってしまう場合がありますので注意が必要でしょう。また、「社会化=自由にさせてあげる」ということではありません。中にはよく言うことをきいてくれる自分が理想とする犬に育てるためには、自由に過ごさせるのがいいと勘違いなさっている方がいらっしゃいますが、それではかえっていろいろな物事を覚えきれません。特に子犬を遊ばせる時、まだ抑制がきかない分、放っておけばいつまででも遊び続けてしまいます。疲れきって体調を崩してしまうこともありますし、頃合を見て休ませるようにしてください。要は、食事を与える、ハウスで寝かせる、遊ばせる…といった一連の子犬の生活をオーナーさんがきちんと管理するということです。そして、社会化を急がないこと。確かに最適とされる時期はありますが、子犬に無理をさせないようにしてください。
作成日: 2015年12月2日 |
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