ワクチンの必要性はわかるのですが、チワワは小さい分、副反応も気になっています。
人であっても、犬であっても、ワクチンによる副反応はゼロとは言えず、心配にもなりますね。American Veterinary Medical Association(AVMA)のホームページにあるワクチン接種後の副反応に関する説明を見てみると、主に以下のような症状が見られる場合もあるとのことです。
軽度の服反応:
・ワクチンを接種した箇所の不快感や局所的な腫れ。
・微熱。
・食欲や元気の低下。
・鼻腔内ワクチンの場合、2~5日後にくしゃみ、軽い咳、鼻水などが見られる。
深刻な状態で、すぐに動物病院へ連れて行く必要がある副反応:
・持続的な嘔吐や下痢。
・蕁麻疹。
・口吻、顔、目の周り、首などの腫れ。
・重度の咳や呼吸困難。
・虚脱状態。
(出典:AVMA / What to Expect After Your Pet’s Vaccination)
2005年のものではありますが、アメリカのパデュー大学の研究チームが約123万頭の犬に対して、ワクチン接種後3日間で発症した副反応について調査したところ、体重が軽くなるにつれて副反応のリスクが高まるということを見出したそうです。その中で、特にリスクの高い犬種は、チワワ、ダックスフンド、パグ、ボストン・テリア、ミニチュア・ピンシャーなどで、体重10kg以下の犬は体重10kg~45kgの犬と比較して、リスクはおよそ倍になるとか(*)。
かと言って、ワクチンを接種せずにいれば感染症に罹るリスクのほうが高まり、最悪の場合、命を落としてしまうこともあり得ます。ワクチンの副反応は必ず出るというわけでもありませんので、接種の前後には細心の注意をはらうしかないということでしょう。そのためには、主に以下のようなことにお気をつけいただければと思います。
・ワクチン接種前後の1~2週間は体調管理を怠らない。
・ワクチン接種前後の1~2週間はシャンプーをしない。
・お腹をこわしている、微熱があるなど、体調に不安がある時には接種しない。
・散歩や運動をした直後は避け、落ち着いた状態の時に動物病院へ。
・万が一、様子がおかしい時にはすぐに診てもらえるよう、接種は極力午前中に。
・ワクチン接種後は、30分~1時間程度、犬の様子を観察する。
・ワクチン接種後の散歩、運動はひかえる。
(*)Adverse events diagnosed within three days of vaccine administration in dogs / Moore GE et al. / J Am Vet Med Assoc. 2005 Oct 1:227(7):1102-8
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