ノミやダニの予防というのは必ず必要ですか?
予防は可能な限りしてあげてください。と言いますのは、ただ痒い、不快だというだけでなく、ノミやダニを介して病気に感染することがあるからです。ノミでは貧血(大量の寄生)、ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫症などがあり、マダニでは同じく貧血、犬バベシア症、ライム病、日本紅斑熱などが知られています。このうち瓜実条虫症やライム病、日本紅斑熱は人間にも感染することがあるということですから、甘く考えるのは禁物です。実は、ずっと以前のこと、当時生活を共にしていたゴールデン・レトリーバーをバベシア症で亡くしました。健康管理には充分注意を払っていたつもりでしたが、病気発症後、あっという間に亡くなってしまったことは未だに悔いても悔やみきれません。これらの病気はある程度予防が可能なのです。ノミやマダニの忌避駆除剤を使用すると共に、こまめなケアやお掃除で対処してあげてください。参考までに、マダニがつきやすいのは目の周りや耳、頭部、お尻の周り、足先、指の間など。ノミが好むのは気温18℃以上、湿度60~80%程度の環境だとか。犬のベッドの中や下、カーペットの下、ソファーの隙間、枕の下などは要注意です。
作成日: 2016年4月4日 |
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